
「ライズ&フォール」における「アップ」と「ダウン」
ボールルームダンスのテクニックチャートの「ライズ&フォール」の項目にある「アップ」と「ダウン」について。

「ライズ&フォール」における「アップ」と「ダウン」
「アップ」について
ある高さの状態を保つという意味
アップ:高い位置(ライズで到達した最高点)を維持すること
ダウン:低い位置(ロアーで到達した最低点)を維持すること
を意味し、単に体が上がったり下がったりする動きそのものを指しているわけではありません。
ワルツとフォックストロットの違いを見ると、ワルツのステップ1では「ライズを始める」とあり、ステップ2では「ライズ継続」とあります。
これは、ステップ1から徐々に体を上げていき、ステップ2でもその上昇を続けることを意味します。
一方、フォックストロットのステップ1では「1の終わりでライズ」とあり、ステップ2では「アップ」とあります。これは、ステップ1の終わりで目標の高さまで上がり、ステップ2ではその高い位置をキープすることを意味します。
つまり、フォックストロットのステップ2の「アップ」は、「高い位置を維持」という状態を示しています。
「ダウン」について
低い位置という状態を表します。(同下降するという動きを表すのではない)
「ダウン」と指定されているステップでは、その前のステップのロアー(下降)で到達した低い位置を維持する必要があります。