|穀雨 新緑萌える若葉の季節、そしてお茶の訪れ

この時期は、春雨が降り注ぎ、大地を潤すことで、百穀と呼ばれる様々な穀物が成長し始める頃です。

若葉が芽吹き、新緑が鮮やかに茂る美しい季節でもあります。雨上がりの木々の緑は一層色鮮やかで、春の訪れを存分に感じさせてくれます。

ゴールデンウィークは、まさにこの晩春から初夏へと季節が移り変わる時期にあたり、まさに「♩夏も近づく八十八夜♫」という歌の通り、初夏の訪れを肌で感じる季節となります。

2024年の八十八夜は5月1日だそうです。

しかし、暖かくなるとはいえ、まだまだ朝晩は冷え込むこともあり、茶農家にとっては油断が禁物の季節でもあります。

霜止出苗と呼ばれる次候に入ると、暖かくなるとともに霜が降りなくなり、苗が良く育つ季節になりますが、遅霜に見舞われることもあります。

水分を多く含んだ新芽は霜に弱く、凍結すると枯れてしまうため、静岡県のようなお茶の産地では、茶畑に防霜ファンを沢山設置し、大切な茶葉を霜から守っていす。

恵みの雨と農家の方々の努力によって育まれた新茶が、いよいよ私たちの手元に届けられる季節がもう間もなくやってきます。


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